建築学生小川

建築を勉強中の学生です。映画や旅行など日記を兼ねて記録をしています。

島根県松江市の5時間ふらっと散歩

2月24日(日曜日)

車、飛行機、バス、電車を駆使して約4時間。

やっとの思いで島根県松江市に到着。

ホテルでチェックインするとすでに夜中。松江市を散策する気力もなく、その日はすぐにベットに潜ります。

 この記事では、

翌日の朝8時からお昼の13時までに及ぶ、約5時間の松江市散策を時間を追って記録とともに紹介します。

 

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7:00

朝はホテルのバイキングからスタート。

朝食は軽めにパンを主食としたシンプルな食事をとりました。

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8:00

松江城の開場時間8:30に間に合うように、松江駅から徒歩で向かいます。

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徒歩は気になったところにふらっと立ち寄れるのでとても好きです。

途中、近代建築物を見つけたり雰囲気の良さげなお店をいくつも発見しました。

 

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9:00

松江城に到着。

ゆっくり歩いたので1時間弱かかりました。(普通に歩けば25分ほどで到着します。)

入ってすぐのところで石碑があり、後方ちらっと見えるのが松江城です。

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少ししか見えていないけれど、既に迫力と威圧感があります。

 

近くとこんな感じ。

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白と黒の外壁、綺麗に積まれた石材、デザインのすべてが完璧、ずっと眺めていれるくらいかっこいいです。

 

内部の写真も撮りました。

繊細に組まれた柱と梁が圧巻です。

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これを当時の技術で作ったとは想像できないくらい精密です。

柱というよりもオベリスクかのような重厚感と歴史を感じます。

また、一階からそれぞれの階層ごとに役割があり、上層部に行くにつれて装飾が増えていくところも見所です。

 

最上層からの景色です。

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次は左端に見える島根県立美術館に向かいます。

 

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10:00

松江城から出て、可愛い赤いバス(レイクラインバス)に乗って県立美術館へ。

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の予定でしたが、松江城に向かう途中で見つけた近代建築物が営業を開始ししており、見学できるとのことだったので急遽降りてみることに。

 

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10:20

2つの近代建築『ごうぎんカラコロ美術館』『カラコロ工房』に到着。

 

どちらも元々銀行だったところをそのまま、美術館やお店として利用していると、丁寧に警備員のおっちゃんが教えてくれました。

どちらも大正もしくは昭和初期に建てられており、直線に伸びる柱や梁、繊細な装飾がとても美しいです。

 

ごうぎんカラコロ美術館は今から7年前に美術館としての営業を開始しています。

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展示品の中には、島根県に深く関わりを持つ小泉八雲の血縁者の作品や松江をモデルにした大きな作品が展示されています。

写真はNGとの事だったので下手ですがスケッチを。

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一方、カラコロ工房は現在商業施設として展開しており、

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和菓子を作る体験や、食事処、お土産屋さんなどがあります。

一休みできそうな場所があったりと、休憩場としても居心地が良さそうです。

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店内はとても明るく、近代建築らしく柱が特徴的な建物でした。

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11:00

さて、待ち合わせ時間まであと2時間。

そろそろ美術館に向かわないと行けなくなりました。

バスを待つ時間ももったいなく、徒歩で行けば18分との事だったので、歩いて向かうことに。

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美術館とともに宍道湖との距離も近くなってきました。

歩道よりも外側に湖に近ずける場所があったので、湖のそばの道を進んでいきます。

すると、あっという間に島根県立美術館です。

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11:20

島根県立美術館に到着です。

到着してまず、リストランテヴェッキオロッソ(レストラン)でお昼を食べることにしました。

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朝のパンから何も食べていないのでなるべく沢山食べたいと思い、

Aパスタランチを頼みました。最初にサラダが運ばれ、次にパスタ、次にデザートと紅茶が運ばれてきます。

パスタは地元の魚介を使ったものにしました。

魚介の旨味がパスタにしみていて、さっぱりとした美味しいパスタでした。

店内からは宍道湖が一望でき、それも相まってとても満足です。

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今日は北斎の展示をしているとの事だったので、北斎の作品を鑑賞することにしました。

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展示場では、北斎の若い頃から順に時系列を追って展示されています。

北斎に関してあまり知識がなかったのと時間も迫っていたので早く見終わる必要がありましたが、100点以上もある展示作品はとても見応えがあり、迫力もありました。

 

作品の鑑賞も終え、次は建物を見学することに。

特徴的だった流線的な外観は、室内にいても健在でした。

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軽やかに見えていた曲線の屋根も、室内から見ると少しボテッとした重い印象に変わります。

 

外にも展示がいくつかあります。

一番有名であるうさぎです。

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うさぎは縁結びの象徴のような扱いをされており、前から二匹目に触ると縁結びと幸福が訪れるということらしいです。(人目を気にしながらさわっときました。)

 

外からの眺めは圧巻です。

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後方には宍道湖が広がり、前方には湖に生まれる波のように透明で軽やかな美術館があります。

ここをランニングコースとして利用している人がいるくらい、地域に馴染んだ場所になっています。

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12:40

こうして美術館を後にし、松江駅に向かいました。

 

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今回、たった5時間の松江観光でしたが、

沢山の松江のいいところに触れました。

まず、人が優しく、どこにいいても笑顔で親切に接してくれる事がとても嬉しかったです。

また、雰囲気が良く美味しいものも多かった気がします。

なかなか松江に行く機会が少ないですが、今回行けなかったところも多くあるので、

また機会を見つけて散策したいと思います。

 

以上で記録を終わります。

 

以下、紹介した場所の公式HPです。

また、許可を取って撮影を行いましたが、問題があれば早急に削除します。

 

松江城 

 https://www.matsue-castle.jp

カラコロ工房 

 http://www.karakoro-kobo.com

こうきんカラコロ美術館

 https://www.kankou-matsue.jp/kankou/kankou- /bijyutukan/bijyutukan/page2.html

島根県立美術
 http://www.shimane-art-museum.jp